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【アーティスト・インタビュー】6/17 ダニエル・シュー 

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2017年ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール 上位3名受賞者記念シリーズが始まります!!
 音楽の素晴らしさとは、十人居れば十通りの言葉が在る点。 
お互いの言葉に耳を傾けること。
それこそがこの世の中に必要なこと。
        (ダニエル・シュー/本人インタビューより) 




2015年最年少参加にて浜松国際コンクールで第3位を獲得、昨年5月に宗次ホール初登場。
年齢からは想像もつかない円熟した演奏と素直で思いやりある人柄で、聴衆を魅了したシュー君。
あれから昨年開催されたヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールにて第3位入賞を果たし、再び宗次ホールへ戻ってきてくれます!
今回は、マーキュリー・ニューズ紙(サンフランシスコ)に掲載されたアーティスト・インタビューをご紹介いたします。  
                  文責:宗次ホール企画担当 廣田 政子(ひろたまさこ) 





ダニエル・シュー(ピアノ)
Daniel Hsu, Piano 


1997年サンフランシスコ出身。
6歳で音楽の勉強を始め、10歳でカーティス音楽院に入学、ラン・ランやユジャ・ワンを育てた名教授ゲイリー・グラフマンとエレノア・ソコロフの元で10年間学んでいる。 
アルゲリッチらも審査員として参加し話題となった2015年第9回浜松国際コンクール第3位(最年少参加)、2017年6月ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール第3位及び、室内楽演奏賞、新曲演奏賞受賞。デッカゴールドからコンクールライブを収録したソロアルバムをリリース。
ヴァン・クライバーンコンクールで最優秀室内楽演奏賞を受賞したブレンターノ弦楽四重奏団との演奏は「情熱に満ち雄弁で、細部まで神経の行き届いたピアノ五重奏」(ダラス・モーニングニュース)と高く評された。 
他、2年ごとに22歳以下の若手ピアニストに贈られる、ギルモア・ヤング・アーティスト賞2016を受賞。2016年フィラデルフィア管弦楽団デビュー(指揮:C.マチェラル)。
2017年にはNYのカーネギーホール(ワイルホール)デビューするなど注目度急上昇中のアメリカの新星。 コンピューター・プログラミングにも親しんでおり、開発貢献したiPhoneアプリ“Workflow”が2015年アップル・デザイン・アワードを受賞した。 
HP:http://www.concert.co.jp/artist/daniel_hsu/  




サンフランシスコ出身の若きピアニストクラシック・ピアノ界に一石を投じる テクノロジーの分野に於いて、聖地とも言えるシリコンバレー。
先進的なITの地であることは言うまでもないが、ユーディ・メニューインやアイザック・スターン、そしてレオン・フライシャーといった巨匠達の伝統を継承する若者をも育てている。
脈々と受け継がれる古き伝統でさえ、一石を投じられて、そこから一筋の新しい風が吹くこともある。
 フリーモント(カリフォルニア州)出身のダニエル・シューは正にテクノロジーと伝統の両世界を行き来し、才能を開花させている注目の若者だ。
先日サンノゼにてスタインウェイ・ソサエティが主催したシューのリサイタルは今夏彼がヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールにて銅メダル及び室内楽演奏賞、新曲演奏賞を受賞して以来初の地元での公演ともあり、多くの聴衆が詰めかけた。 
シューの指導に長きに渡り携わり、自身もかのホ ロヴィッツに直接師事した、現代を代表するピアニ ストの一人、ゲイリー・グラフマン(89歳)はカーティス音楽院(フィラデルフィア)院長時代、シューが僅か10歳の時同校のオーディションに現れ、約100名の年長の志願者達を差し置き、トップの成績を残した日のことを今でも覚えていると話す。 
「オーディションの時、ダニエルの演奏はミスタッチも多かったが、圧倒的に音楽的だった。その後の上達は目を見張るほどで、12、3歳の頃には既に完成されていた。才能溢れる、というだけに留まらない、ピアノ演奏に求められる、あらゆる術を既に心得ていた。」
シューの、幼い頃からの突出した音楽性は彼の旧友達も口を揃えるところであり、揃ってカーティス音楽院に入学した姉と兄に続き、その神童ぶりを発揮した。
 皮肉なことに、シューのテクノロジーの才能が開花したのは、彼がシリコンバレーを離れ、芸術の都カーティス音楽院での生活が始まってからであった。
コンピューター・プログラミングへの興味をもち始め、友人達と共同で『Workflow』アプリ(視覚に不自由のある人の携帯電話の操作の助けや、作業の手間を省くことを可能としたiPhoneアプリ)を開発、2015年にはアップル・デザイン・アワードを受賞するまでになる 「テクノロジーは今、正に時のもの。皆が興味を持っています。
この最先端の分野に身を置いてみて、いかに多くの人間が携わって共に問題解決に取り組んでいくかを目の当たりにしました。
かつて音楽がこのように、“時のもの”であった時代に生きてみたかった、と思わざるを得ません」シューはそう話す。 
テクノロジーが情報の拡散や利便性の高いツールを提供する一方、クラシック音楽はその真逆の存在であった。「本物の芸術は、万人受けするものではない」とはアルノルト・シェーンベルクの言葉である が、テクノロジーにより、その位置づけさえも覆されつつある。
「多くのエンジニア達が、自分の仕事はアートに分類される、と考えています。
実際、スマートフォンひとつをとっても、その在り方の概念、造り上げる過程と制作方法、その創造の道筋は、まさに芸術的創作そのものです」シューはそう話す。  
芸術の在り方についての意見は十人十色だろう。しかしクラシック音楽という伝統ある芸術において、人種問題に対する固定観念が未だ根強いことも事実である。 
「人種問題は、常に存在し続けています。ドイツ人以外がドイツ音楽を理解できるわけない、という考え方は愚かです。勿論、ドイツ人作曲家による作品を演奏するには、その国の歴史から文化にまでどっぷり浸かって理解すべきです。ただ、音楽というものは今までもそしてこれからも、国境のない言葉であるべきです。」
テクノロジーの世界に於いて、男女平等は今大きな課題であるが、クラシック界に於いては、また異なる種類の問題が存在する、とシューは指摘する。
若者を積極的に受け入れるシリコンバレーでの雇用傾向とは完全に真逆の、『懐古主義』とも言うべき若者を受け入れたがらない体制だ。
「若者は繊細さに欠け、ただ音を鳴らしているだけ。若輩者は物事の機微を理解していない。そんな言葉を何度も耳にしました。」  
幸い、そんなクラシック界に身を置くシューにも光が見えてきた。
1980年ショパン国際ピアノコンクールの覇者であるダン・タイ・ソンがシューを直接指導した折に、その若き才能にいち早く気が付いた。
彼はシューについてこう話す。
「コンクールを制覇する為でなく、音楽を創ることを一番に考えて演奏している若い演奏家は稀。シューの素晴らしい点は、ひたすら音楽に対して正直で、表裏がないこと。誠実さは、心と考え方の両方から出てくるもの。若くしてこれだけ自分自身に厳しく、決断力と才能をもった人物を指導できたことは、私自身にとっても幸運なことだった。」  
クラシック界の年齢問題にもめげず、シューは幼いころから注目され続けていたその音楽的才能を、今日も磨き続けている。
テクノロジーの世界の魅力に劣らない、特別な魅力が音楽には存在するからに他ならない。 
「音楽という芸術の世界では、テクノロジーのように“解決すべき問題”があるわけではありません。
ただ、“解決法”は幾通りも在る。
もし、数学のように答えが1つしか存在せず、その唯一の答えにいかに近づくかだけが課題になってしまうのであれば、それは芸術ではない。
音楽の素晴らしさとは、十人居れば十通りの言葉が在る点です。
つまり、お互いの言葉にもっと耳を傾けること。それがこの世の中に必要なことだと思います。」 
(マーキュリー・ニューズ新聞 2017年12月5日) 






 ダニエル・シュー ピアノコンサート 
【プログラム】 
シューベルト:ピアノソナタ 第13番 イ長調 D664 
スクリャービン:幻想曲 ロ短調 作品28 
ショパン:ポロネーズ 第6番 変イ長調「英雄」作品53  
     幻想曲 ヘ短調 作品49  
     ピアノソナタ 第2番 変ロ短調「葬送」作品35  


6月17日(日)13:30 開演(13:00開場)
 ¥2,000 
自由席[チャリティーシート¥2,200] 
チケット有! 
ご予約は宗次ホールチケットセンターへ
 ☎052-265-1718(10:00~16:00 ※一部例外有) 
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ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール2017 受賞者演奏会シリーズ  
2018年6月17日(日)ダニエル・シュー(銅賞) 
2018年11月19日(月)ケニー・ブロバーグ(銀賞) 
2019年1月20日(日)ソヌ・イェゴン(金賞) 
※全て、宗次ホール主催のスイーツタイムコンサートにて開催。 




スイーツ(ダニエル・シュー)表 スイーツ(ダニエル・シュー)裏 


宗次ホールでのコンサートチケットは、

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☏ 052-265-1718
(営業時間 10:00~16:00 夜公演が開催される日はコンサート終了時まで )




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