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石川啄木の詩とチェロの音~スイーツタイム文豪シリーズ(6/20)

Categoryコンサートの様子 スタッフの視点から
6月20日(水)は
俳優・ナレーターの上田定行さんをお迎えして、
石川啄木の人生をたどるお話と短歌の朗読つきコンサート。

なぜ石川啄木? 企画した宗次ホール支配人が
大学を卒業してサラリーマン1年目の夏、
石川啄木をモチーフにした小説「北帰行」(外岡秀俊 著)と出会い
想い出がなつかしくて、上田さんに持ちかけたことが発端です。

以前、宗次ホールではやはり上田さんの朗読、
そして東京都交響楽団メンバーの長谷部一郎さんのチェロとで、
宮澤賢治「セロ弾きのゴーシュ」にちなんだ演奏会を開催しました。
ただ、今回の石川啄木とチェロとはなんの関係もありません。
そこで、彼の破天荒な人生遍歴、そして短歌を読み深め、
それに相応しいイメージの曲を
チェロの森山涼介さん(長谷部さんと同じく、東京都響のメンバー)、
ピアノの小澤佳永さん、そして宗次ホールスタッフで探し出すことになりました。

最後に決まったプログラムはこんな感じ・・・

フォーレ:エレジー
チャイコフスキー:感傷的なワルツ
メンデルスゾーン:無言歌
シューマン:幻想小曲集
グラズノフ:吟遊詩人の歌
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
フォーレ:シシリアーノ
ブラームス:チェロソナタ 第1番 より 第1楽章


アンコールは フォーレの「夢のあとに」
技巧的な曲は無く、ひたすらバラード系(?)とでもいうのか、
チェロの包容力というものを存分に聴かせるプログラムだったと思います。

上田さんも舞台袖で「フォーレいいなぁ」しきりにつぶやいていましたが、
どういうわけか石川啄木の短歌をあじわってから聴くと、
確かによりしみじみとさせられます。

私個人としては、滅多に演奏されない知られざる名曲、
ロシアの作曲家グラズノフの「吟遊詩人の歌」をお客様に紹介できたことが収穫。
タイトルも啄木にぴったりですし、
またこのコテコテの哀愁漂うメロディーが短歌に良く合う・・・。
♪グラズノフ:吟遊詩人の歌(youtube)

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あたかも国語の先生のように、舞台上を歩き回りながら
啄木について語る上田さん。

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朗々と響く森山さんのチェロ。
小澤さんの寄り添うようなピアノも好評でした。

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終演、カーテンコール・・・

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終演後、ホワイエで上田さんに古い啄木の詩集を見せるお客様も。
昔から好きで、この演奏会を聴きにいくことをきっかけにして
もう一度読み味わってみた、と思いを熱く語っていらっしゃいました。

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最後に記念撮影。

この調子で、と、支配人はまたかつての文学青年、文学少女のための
次の文豪シリーズを構想しているようです。次は一体誰でしょうか? 


(スタッフ/にしの)

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