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11月10日 ソレイユ・ルヴァン ~太陽王の時代のフランスバロック音楽

Categoryコンサートの様子 スタッフの視点から

11月10日の夜に行われた古楽グループ「ソレイユ・ルヴァン」の公演。
フランスで活躍するバロックオーボエの名手、植野真知子さんと
植野さんが「この人と共演したい!」と見込んで集めた
リコーダー&トラヴェルソのJ-A.ブレッシュさん、
ヴィオラ・ダ・ガンバの西谷尚己さん、そしてチェンバロの大塚直哉さんの4人のメンバーです。

今日のチェンバロは・・・

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割と大型のチェンバロで、
舞台袖の搬入用のエレベータに載らず、階段から人力で運び上げました。
ゴージャスなフレンチモデル。
しかし阪神淡路大震災のおり、ちょうどこの楽器は神戸の倉庫に保管されていて、
つぶれた瓦礫の中から助け出されたものだということです。
きちんと修理をして、今でも立派に全国のホールで活躍しています。

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鍵盤の下から覗いてみました。
不思議な造形!

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こちら、右の3本はリコーダー、そして一番左はピッコロですが、
昔はフルートもピッコロもトラヴェルソといいました。
まだ金属ではなくて、ちゃんと「木管」だったころの楽器です。
リコーダーともども、ごくわずかな「キー」(音孔をふさぐボタンのようなもの)しかありません。
現代の楽器は音程を良くし、操作性を向上させるために、
キーがびっしりとついていますが、昔はこの通りしんぷるなものです。
その分、奏者が音程をコントロールする難しさが伴いますが、
その苦労には変えられない、なんともいえない音色のよさがあるんだと・・・。

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こっちは上がバロックオーボエ。袋に半分入っているのが
トラヴェルソです。
柘植の木で出来ているそうです。やっぱりキーはとても少ない
シンプルなつくりです。

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キー部分を拡大。

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ヴィオラ・ダ・ガンバの頭の渦巻きの部分。
透かし彫りになってました。
昔の楽器はやはり造作がひとつひとつ違っていて
見ていても面白いです。

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リハーサル中。
温度湿度の変化に敏感な楽器たち。
この日も乾燥と加湿のバランスに苦労しました。

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本番です。1曲終えたところで植野さんのお話。
「今日はあえて曲目解説をつけていません。
 日本のお客様は
 知識が無いと楽しめないと思っていらっしゃる傾向がありますが、
 本日の演奏会は、先入観抜きにして、
 ただ音楽を聴いていただければそれでいいと思います。
 知らない作曲家の名前が並んでいますが、
 無名なものでもいいものはいいですよね」

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まさに癒しのナチュラルサウンド。
お客様からのアンケートでも、知らない曲ばかりだけれど
とても良かった、という声が多数寄せられました。

最後におまけとして、舞台袖に置かれた
演奏者用のお水。コップに皆さんの頭文字が並んでました。

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(スタッフ/にしの)

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