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宗次ホール・オフィシャル・ブログ

「クラシック音楽を通じて人と街をやさしくしたい!」クラシック音楽の宗次ホール(名古屋・栄)です♪

チェンバロが聴きたい!

Category宗次ホール小ネタ
宗次ホールスタッフ安江の小ネタです。

宗次ホールではバロック音楽の演奏会もよく行っています。
そこでしばしば登場するチェンバロ。
気品があって、古典的なチェンバロにわたくしなじみがなく
遠い存在に感じていましたが・・・

3ヶ月前のこと
2月8日に行われた辰巳美納子チェンバロリサイタルのブログ記事
あまりにチェンバロの蓋の内側が美しい写真があったので、
(とてもすてきです。ブログを見てみてくださいね)

わたくし:「きれい~、実物が見たかったな~」
      と伝えたら、
西野氏:「チェンバロは音も見た目もゴージャスで
     来たお客様はだいたい喜んで帰るんだけど、
     いつも来場者は少ないんだよね・・・。
     なかなかその魅力が知られて無いんだろうなぁ。
     そういえばこんな小説知ってる?」
     と教えてくれた本。


P1030195 (340x255) 

内容は、・カリグラファー
    ・チェンバロ製作者
    ・その弟子     の3人
そして物語の中心に綺麗なチェンバロが登場します。

3人の複雑な関係がチェンバロによって明らかにされ、
楽器の美しさとは対照的に
3人のせつなく、
ちょっと残酷な関係をしめすカギを握る存在になっています。
泥沼のような恋愛関係が展開されているはずなのに、
なぜかチェンバロによって、
清らかで、題名通り「やさしい」世界をかもし出している。
不思議な感じでした。
西野氏のお話通り、チェンバロを作る工程が詳細に書かれ、描写も美しく
それぞれの人物の心のひだがうまく言葉で表現されていて・・・
そしてチェンバロの音色が本当にこの小説の雰囲気にぴったり。

華奢で華麗な装飾を施したピアノに似た楽器ですが
弦でハンマーをたたいて音を出すピアノと違い
鳥の羽根ではじいて音を出すチェンバロ。
形も音色も存在感も気高く、大人の楽器だなって私は思います。
タイトルにもなっているフランスの作曲家、ラモーの小品
「やさしい訴え」も聴いてみました。
せつなげなメロディーがまたとってもいい・・・。

楽器の運搬や移動に調律、そして演奏も難しそうだけど、
この本を読んで、「今度チェンバロよくよく見てみた~い。聴きた~い!」
と思っております。
本もですが是非コンサートもどうぞ。
この先でチェンバロが登場するのは・・・


♪6月1日:渡邊順生チェンバロリサイタル「バッハの海へ」シリーズvol.14

渡邊順生チェンバロ(表)blog


♪6月15&17日:
 アルカンジェロ・コレッリ生誕360年&没後300年記念コンサート

  ―第1夜(6/15)大江戸バロックデュオ
   桐山建志(ヴァイオリン)/大塚直哉(チェンバロ) 
  ―第2夜(6/17)リコーダーと通奏低音のトリオ
   ダン・ラウリン(リコーダー)鈴木秀美(チェロ)上尾直哉(チェンバロ)
コレルリblog

チェンバロソロ、そしてチェンバロと他の楽器とのアンサンブル。
どちらもおススメです。お待ちしております。

(スタッフ/やすえ)
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