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クヮトロ・ピアチェーリ~ショスタコ・プロジェクト最終章【6/3】

Categoryコンサートの様子 スタッフの視点から
6月3日は、毎年この時期に開催して5回目となる
弦楽四重奏団「クヮトロ・ピアチェーリ」の名古屋公演。
2006年から東京で開始された
ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全曲演奏プロジェクト。
宗次ホールは2009年からその一部を開催していましたが、今回で最後。
ショスタコーヴィチの最後の弦楽四重奏曲と、
いかにも現代的なイヴァン・フェデーレの作品、
そして武満徹が東京クヮルテットの結成10周年のために書いた
「ア・ウェイ・ア・ローン」を取り上げました。

毎回クヮトロ・ピアチェーリのリハーサルは
集中されている感が伝わるものです。曲も曲で・・・難曲ばかりですから・・・。
この日も百武さんなどかなり早く到着してずっと舞台で練習していらっしゃいました。

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メンバーの間で意見を積み上げて音楽の方向性を決めていきます。

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本番前に覗いたフェデーレの弦楽四重奏曲第2番の楽譜。
大きな台紙を用意して、パート譜ではなく、
作曲者自筆のスコアを見ながら弾いていらっしゃいました。
他のパートの動きを把握しておかないとついて行けなくなりそうな感じ。

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前半、動的なフェデーレと静的な武満作品の鮮やかな対比、
後半は全編ほとんど速いテンポのないこのショスタコーヴィチ作品から
「薄氷を踏むような・・・」独特の世界を鮮やかに描き出し、
このカルテットのショスタコーヴィチとの6年半の旅は終わりました。

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アンコールはなく、最後に名古屋出身の第1ヴァイオリン、大谷康子さんと
愛知県立芸術大学教授でヴィオラの百武由紀さんからご挨拶・・・。
N響次席奏者の第2ヴァイオリン、齋藤真知亜さんと
東京音楽大学教授のチェロ、苅田雅治さん、2人の男性陣はノーコメント(笑)。

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毎度集客には頭を悩ませるカルテットで、
さらにショスタコーヴィチと現代作品という
お世辞にも人気とはいえない選曲のプログラム。
それでもこうして年1回でも名古屋で演奏し続けられてきたのは
暖かいお客様の応援があってのことで本当にありがたい限り、と大谷さん。
このプロジェクトの完結を一つの区切りとして
また新たな企画を考えましょう、とホールを後にされました。

(スタッフ/にしの)
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