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宗次ホール・オフィシャル・ブログ

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NPOイエロー・エンジェル11周年記念シリーズがいよいよ始まりました!

Categoryコンサートのご案内
宗次代表から名器を貸与されたアーティストたちが集う、
NPO法人イエロー・エンジェル創立11周年シリーズが始まりました。

2013年1月17日に創立10周年を祝して行われた企画。
それを終えてすぐ「また1年後もやりたい」という宗次代表の並々ならぬ思い入れにより
2014年も開催されることとなりました。

今年は1月12日から19日までに7公演、2月にも2公演を開催。
世界の第一線で活躍する竹澤恭子さんのような方から、
まさにこれからの飛躍が楽しみな辻彩奈さんのような高校生まで多彩な顔ぶれ。

ヴァイオリンだけではなくチェロ、ヴィオラも加わり多彩な内容となっています。
(ちなみに来年はこの企画を行わないので今年限りです。)

楽器は演奏家のかけがえのないパートナー。
生の音を聴いて感動する…
その元となっているのは、何と言っても第1に演奏者の感性と技術によるものですが、
楽器そのものの質によるところも確か。
演奏家のことだけでなく演奏家の楽器や弓についても知ると、
聴く楽しみ方が増えのではないでしょうか。

【弦楽器の名器】
弦楽器の名器と言えば、まずストラディヴァリやグァルネリを思い浮かべる方が多いはず。
しかし、ヴァイオリン製作の大家A.ストラディヴァリの生涯については
明らかになっていることは多くありません。

イタリアのクレモナで活躍し、
同じく弦楽器製作の名匠N.アマティ(1596-1684)の弟子であったらしいこと、
息子のうち2人はヴァイオリン製作者になったこと。
94歳前後という当時としては驚異的な長寿を全うし、
亡くなる直前まで名品を生み出したことなどしかわかっていません。

実はストラディヴァリは19世紀にロンドンの販売上手な楽器商ヒル兄弟の手によって
“発見”されたもので、それ以前の18世紀中はドイツ、ミッテンヴァルトの
J.シュタイナー(1617-?)の方が優れていると見なされていました。

しかし、パガニーニのような天才の出現、
そしてホールの巨大化に伴い大音量が求められるようになると、
ヴァイオリンは様々な改良を施され、現代のヴァイオリンに近いものに変化します。

その際ボディーのふくらみの加減でドイツ、ミッテンヴァルト製よりも
クレモナ製の方が改良に向いていたため、
改良されたクレモナ製が名器として伝わるようになったと言われています。

1月12日出演の竹澤恭子さんはストラディヴァリ「ヴィオッティ」を使用。

2月8日出演のキム・ダミさんは
第3回宗次エンジェルヴァイオリンコンクール優勝の副賞として、
ストラディヴァリ「レインヴィル」を2年間貸与されていました。

貸与期間終了に伴いパートナー(レインヴィル)は返却しましたが、
その後、将来への期待が高い演奏家として、
NPO法人イエロー・エンジェルが購入した
ストラディヴァリ「ロマノフ」を貸与されました。
そのお披露目も兼ねてのリサイタルです。

1月13日出演の辻本玲さんもストラディヴァリのチェロを貸与されています。
ストラディヴァリの後継者にあたる
J.B.グァダニーニ製のヴァイオリンを貸与されている島田真千子さんと
ピアニスト佐藤卓史さんとの特別結成されたイエロー・エンジェル・トリオで出演。

島田さんと佐藤さんは2013年9月18日に「ヴァイオリンソナタの名曲中の名楽章集」
の公開収録で共演。1月13日は公開収録のCDがいよいよ発売されます!

ストラディヴァリと双璧をなす製作者はグァルネリ一族。
グァルネリ姓を持つたくさんの名製作者がいますが、
中でも特にジュゼッペ2世は評価が高く、
「イエス・キリストのようなグァルネリ」として
「グァルネリ・デル・ジェス」と呼ばれています。

彼の生涯はストラディヴァリ以上に謎に満ちており、
大酒飲み、気まぐれで、以前は殺人者の噂すらまことしやかに伝えられていました。
(現在は否定されています)
ストラディヴァリ(600~700挺)に比べると現存する楽器は120挺程と少なく、
ヴァイオリン以外の楽器がほとんどないのも特徴です。

NPOイエローエンジェル創立11周年シリーズではありませんが、
グァルネリ・デル・ジェスを使用しており2月15日に出演する吉田恭子さんは
「弾けば弾くほど、音楽の幅が何倍にも豊かになっていく」と言います。

他にもストラディヴァリやグァルネリの師匠にあたる
アマティ(1月15日出演の神谷未穂さん使用)、
ストラディヴァリ楽派のグァダニーニ(1月17日出演の三浦文彰さん)、
マントヴァの名匠T.バレストリエリ(2月14日出演の植村太郎さん)、
1800年代に活躍した名匠プレッセンダ(1月18日出演の辻彩奈さん、
荒井優利奈さん、岡本誠司さん)など
名ヴァイオリン製作者がいます。

また1月19日出演の大野若菜さんは
ヴェネツィアの製作家モンタニアーナ製のヴィオラを使用。
世界的ヴィオラ奏者今井信子さんが、将来を担う若手としてひときわ期待を寄せる逸材。
17歳でドイツのブラームス国際音楽コンクールに優勝。

貸与されているモンタニアーナ作の楽器がまた格別で、
師匠でベルリン・フィル団員のヴァルター・キュンデ氏ほか、
錚々たるヴィオラ奏者たちが皆「あんな楽器を手に出来たら...」
とうらやむほどの名器です。

ホールの事務所の奥にはたくさんの演奏家に貸与されている名器の写真がずらり。

DSCN1885.jpg

優れた楽器を手に名手がこぞって出演する
NPOイエロー・エンジェル創立11周年記念シリーズ。
そして吉田恭子さんの公演。ぜひお楽しみください。

◆1月12日(日)
竹澤恭子 ヴァイオリンリサイタル

15:00開演 14:15開場
指定席  一般¥4,500円  学生¥2,700円
竹澤恭子(表)

◆1月13日(月・祝)
イエロー・エンジェル・トリオ
 
15:00開演 14:15開場
自由席  一般¥4,000  学生¥2,400円
YellowAngelTrio.jpg

◆1月15日(水)
神谷未穂 デュオ&トリオ リサイタル
 
18:45開演 18:00開場
自由席  一般¥4,000  学生¥2,400円
神谷未穂(表)1

◆1月17日(金)
三浦文彰&吉野直子 デュオリサイタル
 
18:45開演 18:00開場
自由席  一般¥4,000  学生¥2,400円
イエロー(三浦&吉野)表

◆1月18日(土)
ランチタイムコンサート
荒井優利奈&岡本誠司 ジョイントコンサート
 
11:30開演 11:00開場
自由席  ¥1,000円  
18-荒井優利奈18-岡本誠司

◆1月18日(土)
第82回日本音楽コンクール第2位受賞記念公演 
辻彩奈 ヴァイオリンコンサート
 
16:00開演 15:30開場
自由席  ¥1,000円 
辻彩奈(表)

◆1月19日(日)
スイーツタイムコンサート
大野若菜ヴィオラコンサート
 
13:30開演 13:00開場
自由席  ¥2,000円 
イエロー(大野若菜)表

◆2月8日(土)
キム・ダミ ヴァイオリンリサイタル
 
18:00開演 17:30開場
自由席  一般¥3,500  学生¥2,100円
キムダミヴァイオリン(表)

◆2月14日(金)
植村太郎 ヴァイオリンリサイタル
 
18:45開演 18:00開場
自由席  一般¥3,500  学生¥2,100円
植村太郎ヴァイオリン(表)



☆吉田恭子さんがグァルネリ・デル・ジェスを手に出演される公演。

◆2月15日(土)
名器グァルネリ・デル・ジェスで聴く「雨の歌」
吉田恭子ヴァイオリンリサイタルvol.5
 
18:00開演 17:30開場
指定席  一般¥4,000円 
吉田恭子(表)


(スタッフ/ひび)

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1 Comments

志津子  

名器の本物を間近でみましたが

昨年のイエローエンジェルの本選を聴かせていただきました。
辻彩菜さんも出てみえましたね。 たしか 大江薫さんも大きなコンテストで優勝された・・・と。
竹澤恭子さんが、地元愛知県大府市の出身というのは、今日ネットで
わかりました。
若い方々も、竹澤さんのように世界で活躍されるだろう・・と、楽しみですね。

2014/01/18 (Sat) 18:24 | EDIT | REPLY |   

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