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宗次ホール・オフィシャル・ブログ

「クラシック音楽を通じて人と街をやさしくしたい!」クラシック音楽の宗次ホール(名古屋・栄)です♪

2/14出演 植村太郎さん(ヴァイオリン)インタビュー!

Categoryコンサートのご案内
2月14日(金)に出演する地元期待の星、植村太郎さん(ヴァイオリン)。

名古屋フィルハーモニーの客演コンサートマスターを務め、
現在はドイツと日本を往復しながら、世界の一流演奏家達と共に活動中。

2月14日(金)はNPO法人イエローエンジェルより貸与されている
トマス・バレストリエリ(1760年製)を手に、
ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ3曲を演奏するという
意欲的なプログラム。

コンサートを前に共演者の鈴木慎崇(よしたか)さんとの相性抜群の演奏の秘密、
そして、今回取り上げるプログラムについて、
意気込みを語ってくださいました!

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♪今回の共演者であるピアニスト鈴木慎崇(よしたか)さんと出会いは?

僕が大学の一年生のとき彼が音コンで優勝した本選会を
オペラシティに見に行ったのがきっかけです。
多くの出場者がラフマニノフやショパンなどの派出な曲をこれでもか!
という感じで弾くなか、
彼は、モーツアルトの23番のコンチェルトをもって最後に登場し、
見事に自然な音楽で、お客さんをひきつけ、
結果的にぶっちぎりの優勝でした。

そこで、僕はこの人だ!と思って、
早速一緒にやりたいと声を掛け、
それ以来もう10年くらいずっと一緒に弾いてもらっています。

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左:植村さん 右:鈴木さん

彼はやはり凄い才能の持ち主で、
曲の本質やキャラクターをぱっと自然にとらえてしまうんです。
そして、その恵まれた体格を生かして
彼がピアノの前に座れば勝手に指が、それを再現してくれるように見えます。

言い換えると、さらわない…笑。※さらう=練習する
僕が見たピアニストの中ではうんと練習量が少ない人じゃないかな。
本人にこのあいだ、
“よったか[慎崇さんのこと]、相変わらずさらわないの?"
と言ったら、
"これでも最近はさらうんだよ?"
と反論されましたけど(笑)

それはともかく、
彼とは全くお互いに「合わせるぞ」と思わなくても、
自然に一緒に弾くことができます。

そしてステージの上での「奇跡」「何かが起こる瞬間」
彼とは何回も体験してて、それは本当にやみつきです。


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♪ベートーヴェンのソナタに対する思いを聞かせてください。

ベートーヴェンは室内楽もソロも交響曲も、割と一通り弾きました。
ベートーヴェンの特に後期のカルテットや交響曲の作品は、いわゆる神の領域。
でも中期もやはり素晴らしい。
今回のヴァイオリンソナタ、7,8,9番はその中期に入ったところです。

この作品が出来たのは、
世の中・・・それまでの封建社会がフランス革命によって、
大きく変わった時代です。

ベートーヴェン自身にとっては
耳も聞こえなくなって、遺書も書き絶望的に・・・
でもそういった様々な困難な運命を創作意欲に変えて、
彼の中期の傑作の作品群を作曲しだした時期。
今回演奏する3曲は
そのエネルギー、そして新しいものへの挑戦が詰まっています。

そして、ベートーヴェンはもちろん
一番有名な作曲家といっても過言ではないですよね。
そのあとの作曲家も
メンデルスゾーン、シューマン、ブラームスや、
もっといくとマーラー、ワーグナー、Rシュトラウスなどが
ベートーヴェンの音楽をよく勉強しているのが分かって面白いです。

それでもベートーヴェンには
誰にも越えられんかった何かがある。

同じ作曲家ばっかりのコンサートはお客さんには
大変なイメージがあるかもしれないけれど、
ベートーヴェンの場合は素晴らしくて常に新しいので、
逆に興味深くとてもいいコンサートになると思います。


♪ベートーヴェンのヴァイオリンソナタについて、
こういう演奏にあこがれる・・・
といったようななにか影響を受けた演奏家はいますか?


そういうのはないかな・・・
逆に自分がやる曲はあまり人の演奏を聴かないようにしてる。
というかあまり聴きたくないですね。

自分の中にある音を見つけているときに
他の物を聴いちゃうと訳が分からなくなっちゃうから(笑)

でも演奏会が終わったらよく聴きます。
他人の演奏も、そして、自分の演奏も。
変かもしれないけれど、特に自分の演奏は好きです(笑)


♪これからの方向性についてお聞きします。
30歳になられるわけですが、30代の間にこれはやっておきたいな、
というような目標などはありますか?


今回のチラシで歳がばれてしまった(笑)
体力的にも気分的にもまだ二十歳くらいの気分なんだけれど!

でも30歳というのは大きな節目です。
10-30歳は勉強、吸収し、30-50歳は社会に出て、
50-70歳はそれを社会に返すと大まかに区切って考えています。

それで、その区切りの最初に
すべての中心となるようなベートーヴェンを・・・
それも30歳ということで最初に3曲やろうと思ったわけです。
前回の宗次ホールでのリサイタルでソナタの第6番を弾いたので
今回は第7番から。


♪最後にメッセージをお願いします。

是非楽しみに14日いらしてください、どうぞよろしくお願いします。


【おまけ】

植村さんは最近ブログを始められて
そこには、演奏家ならではの視点で、
様々なことが面白く綴られています。
是非宣伝してください、ということで・・・


「ベートーヴェンに対しての思い・・・
 これは、最近始めた僕のブログの一番人気記事です。
 ベートーヴェン→シューマンとかの話を寿司に例えたりしてます」(植村さん談)

植村太郎オフィシャルブログより
http://ameblo.jp/tarouemura/entry-11728633012.html


◆2月14日(金)
植村太郎 ヴァイオリンリサイタル 
18:45開演 18:00開場
自由席  一般¥3,500  学生¥2,100円
植村太郎ヴァイオリン(表)

(スタッフ/にしの)
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