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2/25出演 ホルショフスキ・トリオ 相沢吏江子さん(ピアノ)インタビュー!

Categoryコンサートのご案内
2月25日(火)に出演するホルショフスキ・トリオは、
ホルショフスキ最後の弟子となった相沢吏江子さん(ピアノ)、
既に2度グラミー賞にノミーネートされているジェシー・ミルスさん(ヴァイオリン)
ノーベル賞受賞の化学者の父を持ち、ダデラス弦楽四重奏団の創立メンバーの
ラーマン・ラマクリシュナンさん(チェロ)で構成される
ニューヨーク生まれのピアノトリオ。

ホロヴィッツと並び20世紀で最も偉大なピアニストのひとり、
ホルショフスキの名を冠しています。

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ホルショフスキは、東京お茶の水のカザルスホールに招かれて87年に初来日。
すでに当時95才でしたが、彼がパブロ・カザルス(チェロ)の
生涯を通じてのかけがえのないパートナーであったことから
「ホールにカザルスの名前が付いているなら行かなくては」
と言って快諾したと言います。

3人はホルショフスキの暖かく喜びに溢れた音楽には勿論、
このような彼の誠実で謙虚な人柄からも強いインスピレーションを受けて、
2011年にホルショフスキ未亡人の全面的名支援を受けてトリオを結成。

相沢さんは内田光子の推薦を得て何と13歳でカザルスホールにデビュー。
直後にカーネギーホールとケネディー・センターで協奏曲を弾いた天才少女。
今もアメリカで活躍中です。

2月25日の公演を前に相沢さんにインタビューを行い
ホルショフスキ先生との思い出、トリオ結成までのお話をうかがいました。


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♪名古屋で楽しみにしていることはありますか?

やはり母国の文化と歴史を感じられる、名古屋城や、徳川園に行ってみたいし、
トリオの仲間にも日本の美しいところを是非見てもらいたいと思っています。
あと、ひまつぶし(ひつまぶし?)も食べてみたいです。

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♪ホルショフスキ・トリオはメンバーそれぞれが
すでにソリストとして高い評価を受けていらっしゃいますが、
あえてこの3人がトリオを結成した理由は?

ヴァイオリニストとチェリストはNY育ちの幼馴染みで、
10代の初めから一緒に室内楽を弾いていた間柄。

チェリストは大学の4年間だけは、
ハーバードで物理を勉強するためにボストンに移りましたが、
その間も彼らは機会さえあれば、いつも共演していました。
皆様にも、音を通して、彼らの相性の良さと魅力を、充分に聞いて頂けると思います。

私はジュリアードの大学院の頃から、彼らそれぞれと知り合いましたが、
2年前に、3人でフリーの時間を見付けてトリオを弾き始めた時に、
音楽に対する価値観が同じであることをお互いに再認識し、意気投合しました。
このチャンスを逃すことは出来ないと、正式にトリオを立ち上げることになったのです。


♪ホルショフスキ先生はどのような先生でしたか?

ホルショフスキ先生は、偉大なピアニストでしたが、
4年間みっちり教えて頂き、身近な方となりました。

レッスンでは、それぞれの作曲家、作品の素晴らしさやそこに隠された謎、
感動などを語り合い、歌い合い、聴き合い、
それを通して私が成長させてもらえるという感じで、
レッスンは3時間を超えることも度々でした。

ショパンの曲で、レッスン中に私に何気なく見せて下さったマズルカのステップや、
実際に声に出してメロディーを歌って下さった時は、
先生のポーランドへの郷愁が感じられ、忘れられない貴重な体験となりました。

ホルショフスキ先生は ピアニストとしての才能は勿論、
純粋で謙虚で豊かな人間性をお持ちだからこそ、
真の音楽の喜びを得られるのでしょう。
そのお人柄にも感銘を受け、私も自身の生き方について考えさせられました。

ピアノを弾くというよりは、それを音楽として、
そしてそれを芸術として広い視野と心のゆとりを持つことの重要さを
教えて頂いたと思います。

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All photos by Lisa-Marie Mazzucco

♪今回のプログラムの聴き(かせ)所は?

ベートーヴェンの中期の代表的な作品「幽霊」と、
ドヴォルザークの傑作の一つをメインに演奏します。

個人的には、ベートーヴェンでは、
時にはまるで自分が弦楽四重奏の一部になった感じで
ピアノを弦楽器的な響きで操りたいです。

そしてドヴォルザークでは時々は金管楽器や木管楽器のように、
ピアノの感覚から抜け出してフルオーケストラにもなってみたりして、
作品の素晴らしさを引き出したいと思っています。

間に、あのバーンスタインのが若い頃に書いた作品も演奏します。
あまり一般的に知られてはいませんが、チャーミングで素敵な曲です。 


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ホルショフスキ先生が誠実で真に音楽を愛する心の持ち主であったように、
相沢さんのお答えからも、控えめながらも真摯に音楽に向き合う姿勢が感じられ、
ホルショフスキ先生の教えを見ているような気がしました。


取材協力:ヒラサ・オフィス

◆2月25日(火)
ホルショフスキ・トリオ 
18:45開演 18:00開場
自由席  一般¥3,500  学生¥2,100円
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(スタッフ/ひび)

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